WordPressでサイトを運用していると、顧客や社内の都合でWordPressの引越しをしなくてはいけない場合があります。そんな時、今まで書いたブログ記事を全て手動でコピペして引越しをしていませんか?
実は簡単に全ての投稿記事や固定ページの情報を、エクスポートすることが可能です。今回は初心者でも簡単にWordPressの情報をエクスポートできる方法を解説いたします。
目次
WordPressのデータをエクスポートする方法
WordPressのデータをエクスポートするには3通りの方法があります。
- WordPressの管理画面の「インポート」「エクスポート」機能を使う方法
- プラグインを使う方法
- FTPソフトを利用してサーバーからダウンロードする方法
WordPressの機能を使ってエクスポートする方法
WordPressの管理画面にデフォルトで搭載している「インポート」と「エクスポート」の機能を使って、簡単にWordPressのデータを移行することができます。エクスポートの手順について解説をいたしますので、まずはWordPressの管理画面にログインをしてください。
管理画面の左側メニューの「ツール」内の「エクスポート」をクリックしてください。
エクスポートしたい内容を選択し、「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックすると、XML形式のファイルが出力されます。
- すべてのコンテンツ:投稿や固定ページなど全てのコンテンツをエクスポートすることができます。
- 投稿:エクスポートするデータの条件を指定することができます。指定できる条件は、「カテゴリー」「作成者」「開始時期・終了日時」「ステータス」の4つとなります。
- 固定ページ:エクスポートする固定ページの条件を指定することができます。「投稿」同様に「カテゴリー」「作成者」「開始時期・終了日時」「ステータス」の4つの条件を指定することができます。
- メディア:エクスポートするメディアの条件を指定することができます。メディアの場合は開始時期と終了日時を指定することができます。
WordPressの機能を使ってインポートする方法
エクスポートの方法について解説しましたので、インポートの方法についても一緒に解説をいたします。先ほどエクスポートしたファイルをそのままアップロードするだけですので、とても簡単です。
WordPress管理画面の左側メニュー「ツール」内の「インポート」をクリックしてください。
「WordPress」の枠内の「今すぐインストール」をクリックしてください。
「インポーターの実行」をクリックしてください。
「ファイルを選択」から先ほどエクスポートしたファイルを選択し、「ファイルをアックロードしてインポート」をクリックしてください。
必要があれば、インポートする投稿者を選んで「実行」をクリックしましょう。
これでインポート作業が完了です。
エクスポートが表示されない場合
WordPressの管理画面に「インポート」と「エクスポート」が表示されない場合は、ログインしているアカウントに権限が付与されていない可能性があります。管理者に権限を付与してもらうように聞いてみましょう。
プラグインを使ってエクスポートする方法
上記の方法はWordPressの標準機能を使った方法について解説いたしました。プラグインを利用するメリットは、標準機能ではエクスポートできないアイキャッチやカテゴリーなどの項目もエクスポートすることができます。
下記にオススメのプラグインをご紹介いたしますので、ぜひお試しください。
All-in-One WP Migration
このプラグインをインストールすると、管理画面の左側メニュー内に「All-in-One WP Migration」というメニューが追加されます。「エクスポート」「インポート」「バックアップ」のメニューがあり、それぞれ簡単にインポート・エクスポートすることができます。
Advanced Export for WP & WPMU
「All-in-One WP Migration」と同様に標準機能よりも多機能なエクスポートができるプラグインです。プラグインを有効化すると管理画面の左側メニュー「ツール」内に「Advanced Export」という項目が追加されます。
WP CSV Exporter
このプラグインは記事の内容をcsv形式でダウンロードすることができます。データの集計などをしたいときに便利です。
まとめ
WordPressのエクスポートは初心者でもとても簡単に行うことができますので、データを活用したり、定期的なバックアップをしてサイトを運営していきましょう。