「WordPressでかっこいいサイトを制作会社に作ってもらったけど、HTMLの編集ができない!」と悩んでいませんか?
WordPress初心者で業者などにサイト制作をお願いした方の多くが、「HTMLの編集をしたいけど方法がわからない。」とか「HTMLを編集する場所が分からない。」と悩んでいらっしゃいます。
そこで、WordPress初心者の方のためにHTMLの編集方法について解説していきます。
目次
WordPressのHTMLを編集できない原因
それではWordPressでHTMLの編集ができないケースの原因について1つづつ解説をいたします。ちゃんと原因があって結果がありますので、WordPressの構造について理解を深めていきましょう。
HTMLの編集権限がない
もしWordPressの管理画面に「外観」や「テーマ編集」といったメニューが表示されていない場合は、ログインしているユーザーアカウントにHTMLを編集する権限が与えられていないことが考えられます。
サイトの管理者や責任者が別にいる場合は、その方に一度確認をすることをおすすめいたします。WordPressのインストールから制作を業者に依頼した場合は、その制作会社に確認をとってみましょう。
マルチサイト機能を使って構築されている場合
もしWordPressのマルチサイトの機能を使って構築している場合は、サイトネットワーク管理者で操作をしないと「テーマ編集」が出来ないため、サイトのHTMLを編集が出来ません。
この場合は、サイトネットワーク管理からテーマの編集を行いましょう。
サイトのHTMLを編集する方法について
HTMLを編集できるユーザーでログインをすることが出来たら、早速HTMLを編集していきましょう。WordPressはHTMLで作られたサイトよりもHTMLの編集が少し分かりづらいのですが、慣れてしまえば初心者の方でも編集することが可能です。それでは一つづつ解説していきましょう。
HTMLを編集するファイルについて
ここではHTMLを編集する具体的な場所について説明します。ご自身の編集したい場所がどこなのかを具体的にしながら読み進めてみてください。
厳密な話をすると、通常のサイトと違ってWordPressではHTMLファイルはありません。通常のサイトでいうHTMLファイルはPHPファイルになります。そのPHPファイルは、管理画面の「外観」内にある「テーマ編集」から編集することが出来ます。
「テーマ編集」の画面では、画面の真ん中にソースが表示されていて、右側にファイルの一覧が表示されています。サイトの特定の部分を編集したい場合は、この右側に表示されている該当のファイル名をクリックすることで編集することが出来ます。
ヘッダーを編集したい場合
サイトのヘッダー部分を編集したい場合は、「header.php」ファイルを編集すれば反映されます。
サイドバーを編集したい場合
サイトのヘッダー部分を編集したい場合は、「sidebar.php」ファイルを編集すれば反映されます。
フッターを編集したい場合
サイトのヘッダー部分を編集したい場合は、「footer.php」ファイルを編集すれば反映されます。
トップページを編集したい場合
サイトのヘッダー部分を編集したい場合は、「front-page.php」ファイルを編集すれば反映されます。「front-page.php」が存在しない場合は、「home.php」ファイルになります。「home.php」ファイルもない場合は「index.php」ファイルになります。
CSSを編集したい場合
サイトのスタイルシートを編集したい場合は、「style.css」ファイルを編集すれば反映されます。
編集したい固定ページのHTMLがない場合
上記のようなトップページやヘッダー部分ではなく、固定ページの内容を編集する場合は、管理画面の「固定ページ」から新規追加や編集を行えます。
しかし、固定ページの編集画面にあるビジュアルエディアターにも、テキストエディターにも、なにも書かれていない場合があります。その場合は、テンプレートファイルに書かれている可能性があります。
そのページのURLが「https://abc.com/about」というURLだった場合、「page-about.php」というテンプレートファイルにページのソースが書かれている可能性があります。
まとめ
WordPressのインストールから制作までを制作会社に依頼した場合や、既存サイトの運営を引き継いだ場合などは、どのようにサイトが構築されているのかが分かりづらいもの。ただ、WordPressの構造について理解していれば、どこのファイルを編集すればサイトのどこに反映されるのか予想出来るようになりますので、苦手意識を持たずにWordPressの管理画面内を色々とクリックして慣れていきましょう。